S.T.デュポン ライター 使い方・ガスの入れ方 音についてのご説明
デュポンライターのガスの入れ方や使い方、よくある困りごとなどの基本知識を解説・説明します。
- 使用するガスや石について
- デュポン・ライターのガスの入れ方
- デュポン・ライターの石の交換方法
- 購入直後なのにガスの減りが早いのですが、故障でしょうか?
- マニュアルどおりに石を交換したが火花が出なくなってしまいました。
- ずっと使わないでいたら着火しなくなってしまいました。
- シルバー系のライターを使っていますが、色が黒ずんできた。
- 他のお店でデュポンのライターを購入しましたが、あの独特の「カキーン」という音がしません。
- デュポンのライターのあの独特の開閉音はなぜ鳴るのですか?
- 最近、開閉音がだんだん悪くなってきました。なぜでしょうか?
- デュポンのライターで蓋を開け閉めした時に音がなるモデルはどれですか?
S.T.デュポンの使用するガスや石について
ガスはデュポンライター専用のガスを使います。それ以外のガスでも入れられる場合もありますが、故障の原因になりますので必ず純正のガスをご使用ください。またそれぞれのライターのタイプによって使うガスの種類が違います。ガスの適合については下の図を参照してください。
石(フリント)も専用の物をご使用ください。他の石をご使用になられた場合、着火しにくい、石を削るヤスリの部分が劣化してしまう等の弊害が起きるケースが有ります。石の適合についても下の図を参照ください。
※保証期間内であっても無償修理が受けられなくなる場合がありますので、必ず純正のガスや石をお使いください。
ライターのタイプ | 適合ガス | 適合フリント |
ギャッツビー | グリーン | グレーラベル |
ライン 2 | ゴールド | グレーラベル |
ライン 1(小) | ゴールド | グレーラベル |
ライン 1(大) | レッド | グレーラベル |
ラインD | ブルー | ブルーラベル |
Xテンド&Xテンド・ミニ | Xテンド専用 | 不使用 |
ガスの入れ方
ギャッツビータイプを例にしてご説明いたします。
まず最初にライター底部の炎調節弁を「−」にします。これはガス注入時の故障を防ぐ為です。
次に同じくライター底部のガス注入口キャップを爪で立てて回し外します。
キャップの内側には適合ガスの色が塗られています。
そしてガスボンベをライターに垂直にし、注入口にネジをはめ込む様に回していきます。カチッと音が鳴るまではめ込むと”プッシュ”と音がしてボンベのガスが注入されます。
手でボンベを握り温めることで、ガスがスムーズにライターの中に入っていきます。
ボンベを事前に5分ほど冷蔵庫で冷やしておくと、手との温度差でよりスムーズにガスが流れていきます。
石の交換方法
ギャッツビータイプを例にしてご説明いたします。
まず最初に、出来るだけ無駄なガスを出さない為に、ライター底部の炎調節弁を「−」にします。
ライター本体の上蓋を開け爪でレリースボタンを完全に下まで押し下げます。
スライダーが後方に退きますので、スライダーを取り外します。
使い古しの石が入っていれば取り除き、新しい石をヤスリに相対してセットします。
石をセットしたらスライダーを元に戻し、炎調節弁を元に戻せば完了です。
購入したばかりなのに異常にガスの減りが早いのですが、故障でしょうか?
必要以上にライターを開閉していませんか?ライター上部のフタを開けると同時にガスを噴出しますので、もし必要以上にライターの開閉を行っていればガスの減りは早くなります。
デュポンのライターを初めて購入された方は、音を楽しむ為に必要以上に開閉してしまうことがよくあります。
1日にタバコを2箱ほど吸われる方でも、ガスを満タンに注入してからおよそ2週間はガスは持つと思われます。(※気候や使用頻度にもよります。)
使用頻度も少ないのに1週間以内にガスが切れてしまう場合は故障の可能性もあります。保証書を添え、ST.デュポン・ジャパンへ修理をご依頼ください。
ST.デュポン・ジャパン アフターサービスはコチラ
マニュアルどおりに石を交換したが火花が出なくなってしまった。
石は純正のライターに合ったタイプをお使いですか?もしお使いでそのような状態になった場合は以下の点を一度チェックしてみてください。
スライダーは、カチッと音がするまできちんとセットされていますか?
交換の途中ヤスリを外してしまい、上下逆にセットしていませんか?
古い石が残っている状態で新しい石をセットしていませんか?
以上の点を確認しても改善されない場合はヤスリの磨耗等が考えられます。明らかにヤスリの磨耗であればヤスリのみをST.デュポン・ジャパンより取り寄せ(有料)、交換すれば改善いたします。なお、保証期間内であれば、保証書を添えて修理(無償)に出すことも可能です。
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ずっと使わないでいたら着火しなくなった。
使用していない期間にもよりますが、使用していないと石の劣化や内部のゴムパッキンの劣化、張り付きなどが起こり使用できなくなる場合があります。
石を新しく交換し、ガスが十分に入っている状態で以下の現象が起こる場合、故障の可能性が高いので修理が必要です。
1:ガスを注入しボンベを引き抜いた際に注入口から1分以上ガスがシューと抜けていく音が聞こえる。(ガス漏れの可能性が高い。)
2:ライター本体の上フタを開けライター底部の炎調節弁を「+」にしてもガスが出ている様子がしない。(内部のゴムパッキンが張り付きを起こし、ガスの噴出をうまく行えない可能性がある。)
シルバー系のライターを使っていますが、色が黒ずんできた。
シルバー・フィニッシュ(メッキ)を使用している製品は使用条件にもよりますが、表面が酸化して黒ずむ場合があります。シルバー磨き等で磨くと黒ずみはなくなります。
※磨く場合は、製品にあったタイプの布を使用し十分な注意が必要です。目が粗い布などで磨きすぎると傷が付く場合がありますのでお気を付けください。
他のお店でデュポンのライターを購入しましたが、あの独特の「カキーン」という音がしません。どうしてですか?
デュポンのライターは全てあの独特の音がする訳ではありません。一般的にあの独特の開閉音は、ライン2やギャッツビー、ギャッツビーの前身にあたるモデルで発生する偶然の産物による音となっております。
デュポンのライターのあの独特の開閉音はなぜ鳴るのですか?
フタを開く時に、本体上部のフタと本体を結ぶ”ヒンジピン”の振動と、フタの内側にある化粧版により、デュポン独特の音が発生いたします。ですが、この音は偶然の産物によるものですので、商品によってはご希望の音がしない場合もございます。
最近、開閉音がだんだん悪くなってきました。なぜでしょうか?
いくつか原因が考えられます。
【1:上フタの化粧板を止めているネジが緩んでいませんか?】
緩んでいる場合はドライバーで締め直します。何度もネジが緩んでくるようでしたら修理に出す事をお勧めします。その際は必ず”ネジの緩みのみ修理”とお伝えください。
【2:化粧版やネジを外れていませんか?】
部品が損失している場合、部品を取り寄せるか、修理に出す事になります。
【3:本体と上フタとの間のピンは折れていませんか?】
折れていた場合は修理になります。
※ご注意
開閉音につきましては、修理をおこなっても音が改善されない場合があります。また修理は、ご希望の音の回復を保証するものではありません。フタの開閉音に関しましては、あくまで偶然の産物ですので、S.T.デュポン社では開閉音の保証は致しておりません。何卒ご了承ください。
デュポンのライターで蓋を開け閉めした時に音がなるモデルはどれですか?
蓋を開け閉めした時に音がなるモデルは「ライン2」と「ギャッツビー」のみとなります。